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  • 執筆者の写真Dopey

365 DO-GOOD! No.3

角利のショート・ハンマー

ハンマーは何種類か持っていて、用途によって使い分ける必要があります。特にタンニンなめしのヌメ革を扱う当店にとって、気をつけるべき事が一つあります。それは"鉄粉"です。


作業の中で、何か刃物を研いだり、釘を打ったり、あるいは鉄製の工具を長時間触っていると、必ず見えない鉄粉が出てきます。


これがヌメ革に付着すると、タンニンと鉄分との化学反応により黒く変色してしまいます。(この作用を利用して染色する鉄媒染と言う技法もあります。)


前置きが長くなりましたが、大体の工具は鉄で出来ていて、直接素材を叩く事ができる、革に影響が出ない金属製のハンマーはとても貴重なんです。


ヘッドは炭素鋼という錆びない金属で出来ていて、長く使っても表面が凹まず、鏡面をずっと保っています。

理想的ハンマーです。

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